電源容量は大丈夫?業務用エアコンの交換

業務用エアコンの交換でありがちなトラブルが、電源容量が足らず追加料金が発生してしまうという事例です。広いスペースの空調を効果的に素早く整えるだけの性能と機能を持つ業務用エアコンになると6馬力から10馬力が一般的になっており、馬力が上がるほどに内蔵しているファンモーターや熱交換器の重量も増します。家庭用の場合だと1人で持てる程度の重量ですが、業務用の場合は室内機の場合だと20kgから40kg、室外機だと100kgから140kgとなっており、大人3~4人以内と運べません。馬力が大きくなるほどに求められる電源容量も増えます。

6馬力に必要な電源容量だと三相200Vからが一般的なので、オフィスや事業所のエアコン用電源の容量を確認しておきましょう。もし電源容量を超える室内機や室外機を選んでしまうと電気工事が必要になるため、追加料金が発生します。これを避けるには、現在使用しているメーカーの同機種後継タイプを選ぶとトラブルを避けやすいです。同じ電源容量で電気工事も不要、省エネ性能も向上しているのもメリットです。

この他注意してほしいのが室外機の設置場所、配管やドレン管の長さになります。中業務用エアコンの交換作業では、室外機の設置場所が課題です。特にオフィスビルや商業施設の場合だと屋上に設置される傾向があり、エレベーターの有無によって作業効率も違ってきます。さらにドレン管や配管の長さによって追加料金が発生する可能性もあります。

また業務用エアコンを交換を検討する場合は、業者に現場を見てもらってから概算見積もりを出してもらうと良いでしょう。